笹倉鉄平 「版画とその原画」展

以前中吊りで展示会の広告を見たんです。
でもそのときはタイミングを逃してしまって…やっと!


とーってもステキでした!

こんなハガキプリントより断然実物です!

右下にある《夜空の花束》という作品なのですが、プリントだと微妙だけれど、実物は鮮やかなのに濃すぎない不思議な感覚にさせられました。


どれも本当にステキだったのですが、最初に「あ!これ好き!」と思ったのは《ビスケット・ショップ》。
油彩の原画よりも、シルクスクリーンの方がハッキリとした色合いで目を引くかも。
人々の賑わいとか木漏れ日が気持ちを明るくさせてくれる感じ。

うっとり幻想的な気持ちにさせてくれたのは《エデルシュタイン村へ》。
雪がキラキラしてジーッと立ち止まってしまいました。
少しカラフルな光のだけれど、それがいい。奥の方に集まった家々の灯りも色とりどりでキレイなのですよね。

《灯り》はクマさんが可愛くてとにかく好きだった!
画集をチラリと覗いたら、どうも道のスケッチをして「この道を家の窓から見たら…?」と描かれたものみたい?

同じクリスマス時期に飾りたい作品だと《リュ・ド・ノエル》も印象的。
原画と版画、どっちもステキだったけど違った印象を受けたんですよ。
やわらかな感じと、賑やかな感じっていうのかな?やっぱりシルクスクリーンて色が少しハッキリでるんですかね。


《レ・ドゥー・ギャルソン》はぼやけているのにギャルソンのおじ様の顔がカッコ良くみえる不思議。
逆に《月の光に》のカラフルな月の中にはほほ笑む女性が見えるの。


全体的にふんわりした印象なのに少し離れると写真のような細かさ。色鉛筆画も凄いんですよね。
特にレジの後ろに飾られていたのもあってか、《フレームド・オータム・カラー》は本当に写真みたいでした(笑)


ポストカードも画集もいまいちピンとこなくて、断然現物がいいです!
さすがに云十万はないのが残念…

この展示は24日までですが、銀座にショールームがあったり、神奈川に版画ミュージアムもあるそうですよ。*1

*1:買ってくれても良いよ←ウソです