リリオム

先週、6月3日まで青山円形劇場にて上演されている『リリオム』というお芝居に行ってきました。
久々の円形で妙にドキドキしましたよ(笑)

続きにちょろっと感想。


「終わりかな?」と思ったらまだ先があって、最後は「あ、ここで終わるんだ」という感じで…
正直“スッキリ”も“感動”も、“なにか”もあまり残らなかった印象が…
だから原作が凄く気になっているんですよねー…。なんだか今はそこが大きい(笑)


セットのポールで見えづらかったり、ぼそぼそ喋る部分が多くて役者の向きに寄っては何言ってるのか全く聞き取れなかったり…そういう演出的面で座席によっても大分違っただろうなぁと思います。
そう!それで逆に「得した!」と思えるのがあったんですよ!

ユリがリリオムに「赤ちゃんができるの」と報告したシーン。
リリオムが不器用にも喜んで、ベンチに顔を突っ伏したんです。
何事かと目を見開きながら戻ってきたユリが、リリオムに覆い被さるように、背中からぎゅっと抱きしめて、ふたりが手を握り合うの。
顔を上げられないリリオムが懸命にユリの手を探して強引に握りしめる感じ。すぐにユリもギュッと握り返していたのよ。
そこがなんかきゅーんとしてしまって(笑)“不器用な愛”を垣間見てしまった気分でした。
私の席からはドンピシャだったのです。反対側だとムリだっただろうから、きちんと見えてよかったなぁ。


池松くんは、まぁ普通にカッコ良かったとして(笑)、美波ちゃんがとにかく可愛かった!
喋り方も声もかなり女の子女の子していたんですよね。でもイヤな感じがまったくしなかったんです。それがスゴイ。
「やっぱりオトコの人こわいわー…」なんて思ってみながら、美波ちゃんの表情で更に切なくさせられました。
細かい表情まで見えるキャパだからこそな点もありましたよね。
OPの回転木馬とかもあのサイズだから光と影がとっても魅力的だった〜♪

初日だったせいもあってか、カーテンコールが締まらなかったのも少し引っ掛かった部分かも(^^;
全員で出て、捌ける際に主演お二人が残って一礼をする約束…だったのかは分からないけれど、すんなり捌けてしまった美波ちゃんを、池松くんが反射的に“えっ”って指差していたり(笑)
やっぱりシメって大切よね!

(と、ムリヤリ〆!←)