トーマス・デマンド展

東京都現代美術館にて8日まで開催中のトーマス・デマンド展へ行ってきました!


実はまったく知らなかったのですが、なんとなく惹かれたのですよね。

最初は何も知らずに一周。
本当にただの写真だと思い込んでしまって、「ん?」とか「なんで急にアニメーション?(カクカクだけどCGだと思ってしまいました 笑)」なんて気分。
ただ最後にあった《有孔ボード》はジーっと見入ってしまった記憶があります(笑)

そして2週目。
今度はきちんと『紙』ということも『実物大で出来ている』ということも理解して(遅い)
何作か、作品自体の解説も読みながら進みます。
知らない事件も多いけれど、作品の裏側をなんとなしに感じました。

「言われてみれば!」というところもたくさんあって!
遠くで見るとホンモノなのに、少しずつ近づいていくと紙というのも実感。
特に《森の空地》や《芝生》なんかの葉っぱ系はよくよく見ると葉脈がないわけで。
なんだか凄く面白かったなぁ。
(ミュージアムショップに寄ったらポストカードが販売されていて、《芝生》もあったのですよね。でもサイズが小さいから、本当にただの芝生でした 笑)

光沢があったのは良いのか悪いのか…という気分。
反射してしまって見づらい反面、自分が映り込んでそこに入り込んでしまったような感覚でした。

さらには「そろそろ行こうかな?」と、下の階へ降りるとご本人のお話が流れていました。
30分程の映像だったらしいのですが、あっという間。
《踊り場》《大統領》映像作品《パシフィック・サン》についてお話しされており…
もう一度観たくて、戻りました(笑)

特に《大統領》は面白かったですよ!
様々な時代の資料を繋ぎ合わせて1つの部屋が創られていて…米大統領なんてそんなに知らないけれど←、作品を創る意味を感じた気がしました。
紙吹雪を敷き詰めた絨毯も近づいて見ると面白かったぁ!

残念ながらスマートフォンではないので《パシフィック・サン》の実際の映像はググれなかったのですが(笑)、過程や1つ1つの動きに注目すると本当に面白い。
時間がなくなってしまって、後ろ髪を引かれる思いで帰りました。
もう少しジーっと眺めていたかったなぁ。

とっても興味深い作品展でした。